D.J.カルーソ監督、クリストファー・ランドン原案脚本。事故がきっかけで自暴自棄になり、暴力事件を起こしたケール(シャイア・ラブーフ)は裁判により三ヶ月の自宅謹慎。足首に監視システムをつけられ移動範囲は半径30m。暇つぶしのために隣に引っ越して来た美少女アシュリー(サラ・ローマー)の水着姿など近所の覗き見を始めるが、裏に住むターナー(デヴィッド・モース)が連続行方不明事件の容疑者と同じ車に乗っている事に気がつく…。結構好きだったけど人気が無かった「テイキング・ライブス」(id:zom-1:20040926#p1)の監督。ヒッチコック「裏窓」の設定をオマージュ的に上手く使い、監視システム、携帯電話、ビデオカメラ、iPod、パソコンなどの現代的なガジェットを入れ込む事で新鮮さとスピード感を上手く出している。妙に「裏窓」に引きずられる事が無く、伸び伸びと物語を展開させた所が良かった。サラ・ローマーがグレイス・ケリーぐらい魅力的だったらもっと良かったけど。(Disturbia=Disturb(不穏)+Suburbia(郊外)の造語)
