電子竹林:Blog

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「銀色のシーズン」

羽住英一郎監督、坂東堅治脚本。モーグルの町、桃山町営スキー場で"雪山のなんでも屋"をやっている城山銀(瑛太)、小鳩祐治(玉山鉄二)、神沼次郎(青木崇高)は町の嫌われ者。ある日、町復興の秘策であるホワイトウェディング第一号の花嫁、綾瀬七海(田中麗奈)がやってくるが…。「海猿」1(id:zom-1:20040613#p1)2(id:zom-1:20060511#p1)の監督では期待はゼロ。登場人物や町が背負っている問題の設定はなかなか上手と思ったが、それを処理すべき中盤からクライマックスまではどうもイマイチ。雪山で吐く白い息がアクセントになっていたりするんだけど、それをCGで誤摩化している。そんな所でも分かる安直な姿勢が全体の質を低くしている。オリジナルストーリなのは良いし雪山のスキーシーンはなかなか迫力があっていいので、最後の方をもっと頑張って欲しかった。瑛太は悪くないが田中麗奈が上なのは、並んだ演技ではありありと分かってしまうな。

http://www.g-season.jp/