電子竹林:Blog

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「チーム・バチスタの栄光」

中村義洋監督、海堂尊原作。桐生助教授(吉川晃司)率いる東城大学付属病院のチーム・バチスタは、成功率60%の心臓手術を26回連続成功を誇っていたが3例続けて術中死が発生。不定愁訴外の田口(竹内結子)が内部調査を依頼され、さらに厚生労働省の白鳥(阿部寛)も調査に参加して来るが…。同名小説(id:zom-1:20071208#p4)の映画化。原作からの大きな改変は田口を女性にして、キャラも大きく変えている事だがやはりココが一番ひっかかる。阿部寛の白鳥はそれなりにしても、竹内結子の田口は「いま、会いにゆきます」(id:zom-1:20041106#p1) とほとんど変わらない演技。「いま、会い…」以降の竹内結子はパっとしないなあ(中村獅童のせい?)。その他の映像化の工夫はさすがに「アヒルと鴨のコインロッカー」( id:zom-1:20070627#p1)の中村義洋監督だと思わせる。特に手術ビデオを見せるシーンとか。全体には、原作よりミステリー的によくなった部分はあるけど、原作のキャラの味はかなり薄まっていて残念という感じかな。竹内結子以外の配役は癖があってみんないいんだけど(あ、井川遥の演出は別、ヒドイ)。

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