小泉徳宏監督、蓬莱竜太原作(劇団モダンスイマーズ「五十嵐伝説～五十嵐ハ燃エテイルカ～」)、西田征史脚本(+出演)。大学在学中に司法試験に合格出来ると言われていた"天才五十嵐"こと五十嵐良一(佐藤隆太)は、突然プロレス研究会(HWA)に入部。マリリン仮面というリングネームをもらい商店街でのイベントでデビュー戦を迎えるが…。予告編ですでに宣伝文句に入っている五十嵐の秘密は映画中では45分まで秘密になっていて、これは知らない方が楽しめると思う。初監督の前作「タイヨウのうた」(id:zom-1:20060701#p1)はYUIの魅力に支えられていたものの全体にはイマイチな感じだった。今回も病気モノだがあくまでもポジティブな姿勢で笑いも巧みに盛り込み、ラストへの盛り上げはかなり上手い。伏線も丁寧。脇役のサエコ、向井理、仲里依紗、川岡大次郎はちょっと地味。その分、佐藤隆太の好演が目を引く(特に体力面)。しかし、これを舞台でやるっていうのは凄い事かもしれない。
