電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「ダイバージェント」- Divergent -

ニール・バーガー監督、ベロニカ・ロス原作「ダイバージェント 異端者」。世界崩壊から100年後のシカゴ、そこは5つの共同体、勇敢ドーントレスは軍・警察、無欲アプネゲーションは政権、知識エリュダイトは教育・研究、、高潔キャンダーは司法、穏健アミティーは農業を担っていた。アプネゲーションのトリス(シェイリーン・ウッドリー)は16歳の共同体選択で異端者(ダイバージェント)と判断されるがそれを隠しドーントレスへ所属、フォー(テオ・ジェームズ)たちによる訓練がはじまる…。設定は凄く面白そうなのに、中身が薄く意外性も無し。結局、ダイバージェントとは何で、物語的にどういう役割なのかさっぱり理解出来ず、世界観が見えてこない。キャンダーやアミティーは全然出てこないで、エリュダイト+ドーントレスとアプネゲーションの争いでしか無いとは単純過ぎる。塀の外の世界とか、気になる事は沢山あるのに。三部作という話もあるが、謎は持ち越しにしても、最初がこれではまったくこの後に興味が持てなくなる。全体に「ハンガー・ゲーム」(id:zom-1:20121014#p2)に似た印象を持つが、配給元が同じライオンズゲートだからかなあ。どっちにしろ、続きの作品も期待薄。

http://www.divergent.jp