電子竹林:Blog

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「ジュピター」-Jupiter Ascending-

ラナ・ウォシャウスキー&アンディ・ウォシャウスキー監督脚本。ロシアで生まれ、今はシカゴで清掃員として働くジュピター(ミラ・クニス)は実は宇宙全体の運命を左右する遺伝子の持ち主であった。宇宙の王朝の継承者バレム(エディ・レッドメイン)はジュピータを狙い、また戦士のケイン(チャニング・テイタム)は彼女を助け逃げるが…。「デューン」と「スターウォーズ」とその他モロモロなSF世界を混ぜたような、まったく1ミリもオリジナリティがない話、世界観も陳腐、映像も派手ではあるがどこかで見たようなのばかりで残念。ウォシャウスキーのオリジナルだから期待したのだけど、まったくの肩透かし。悪役にも魅力がないのがダメ。エディ・レッドメインの不気味な感じはいいと思ったんだけど、全体の中では活きてこなかった。面白そうな望遠鏡のエピソードとか、実はほとんど意味がない取って付けただけで逆に驚き。

http://www.jupitermovie.jp