「バリー・シール アメリカをはめた男」-American Made-

ダグ・リーマン監督。TWAパイロットだったバリー・シール(トム・クルーズ)はCIAエージェントのモンティ(ドーナル・グリーソン)の勧誘で低空飛行の偵察機などを行う。やがてバリーはパナマの独裁者ノリエガとの仲介、メデジン・カルテの麻薬運搬までするようになるが…。実話ベースで、大筋はトム・クルーズが麻薬や武器の密輸で大儲けってエンタメな話だけど、実際に描きたかったのは違うところだと思う。米国、特にCIAによる中南米への政治干渉、ノリエガ、コントラなど武装組織への援助って社会派な話。でも作りがライトで、そんなトコ忘れてしまうのが逆に上手いのかもしれない。

http://barry-seal.jp/