ジェイソン・ライトマン監督、マット・バイ原作「All the Truth Is Out: The Week Politics Went Tabloid」。1988年アメリカ大統領選挙、コロラド州選出ゲイリー・ハート上院議員(ヒュー・ジャックマン)は、妻リー・ハート(ベラ・ファーミガ)や参謀ビル・ディクソン(J・K・シモンズ)とともに戦い、46歳史上最年少で民主党の大統領候補、予備選で最有力候補となる。しかしマイアミ・ヘラルド紙はあるスキャンダルを掴むが…。政治家の情熱と私生活スキャンダル、その意味について問う内容。行きすぎたマスコミ、有権者の興味、なかなか社会派ではあるが映画としては中途半端かもしれない。観客に判断を委ねているという終わり方だとは思うが。これが時代的な転換点だったのかもしれないが、そこは日本人にはわかりにくいのは残念なところ。
