電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「ようこそ映画音響の世界へ」-Making Waves: The Art of Cinematic Sound-

ミッジ・コスティン監督。ハリウッドの映画音響を歴史、作品、インタビューで解説。初のトーキー1927「ジャズシンガー」、1933「キング・コング」、1941「市民ケーン」、1977「スター・ウォーズ」のベン・バート、1979「地獄の黙示録」のウォルター・マーチ、1993「ジュラシック・パーク」のゲイリー・ライドストロームなどなど…。2年前に「すばらしき映画音楽たち」があったけど、もっと音響全体にスポットを当てて掘り下げたところが面白い。歴史、作品、技術、録音から編集、それを具体例とインタビューと広い範囲で構成している。いい映画の音はやはりよくできている。大学の「映画音響学」という授業で「地獄の黙示録」でレポート書いたのを思い出す。やはり「地獄の黙示録」を選んで正解だった。音響ではFoley(音効)が一番好きだけどそこは薄め、まあしょうがないか。しかし、USC(南カリフォルニア大学)の人材は層が厚いなあ。

http://eigaonkyo.com/