電子竹林:Blog

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「そして、バトンは渡された」

前田哲監督、瀬尾まいこ原作。高校生の優子(永野芽郁)は、義理の父・森宮さん(田中圭)と二人暮らし。優子は卒業式に演奏するピアノの猛特訓しているころ、ピアノが得意で進路に悩む早瀬くん(岡田健史)と仲良くなる。一方、みぃたん(稲垣来泉)は実母を病気で失い、継母の梨花(石原さとみ)と父・秀平(大森南朋)と暮らしていたが、秀平はチョコレートの夢のためにブラジルへ渡ってしまう…。この監督、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」とか「猿ロック THE MOVIE」 とか、ずっとどーも相性が悪くてパスの方向だったが、評判いいので観てみた。本屋大賞の原作は未読。叙述的な前半の構成は、まあ予測出来るけど後半にはかなり効果的な仕掛けなのは面白い。これは原作もこういう構成なのかなあ。最後の方の泣かせなトコはやや長いけど、まあまあ上手くいっている。全体にはこの監督で初めてイイと思った映画になってた。泉ヶ原さん(市村正親)をはじめ、いい人多すぎな印象はあるけど。

https://wwws.warnerbros.co.jp/soshitebaton-movie/