電子竹林:Blog

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「ブレット・トレイン」-Bullet Train-

デビッド・リーチ監督、伊坂幸太郎原作「マリアビートル」。レディバグ(ブラッド・ピット)は東京発の超高速列車に乗り込みブリーフケースを盗むという仕事を請け負う。それは簡単な仕事のはずであったが、列車にはロシアンマフィアであるホワイト・デス(マイケル・シャノン)の息子を保護したタンジェリン(アーロン・テイラー=ジョンソン)とレモン(ブライアン・タイリー・ヘンリー)、息子を殺された殺し屋キムラ(アンドリュー・小路)、キムラを利用しようとするプリンス(ジョーイ・キング)、メキシコの殺し屋ウルフ(バッド・バニー)たち殺し屋ばかりが乗り合わせていたが…。原作はまあまあ好き。登場人物の配置は同じだが、印象はかなり違うかな。そもそも主人公からして違うけど、その改変は成功している。「グラスホッパー」 の映画化より成功していて、殺伐とした中のシャレた殺し屋の面々は面白い。原作と比べると映画の方がテンポよくて好きかも。伊坂幸太郎の小説を上手く全世界向けの映画にしたなという印象。ヘンな日本表現は多いが、ま、デフォルメされた日本ってのはこんなもんでしょう。真田広之は最後に美味しいところをもっていくなあ。

https://www.bullettrain-movie.jp/