電子竹林:Blog

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「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」-A Haunting in Venice-

ケネス・ブラナー監督、アガサ・クリスティ原作「ハロウィーン・パーティ」。エルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)は引退し、ベネチアで隠遁生活を送っていたが、旧友の小説家アリアド二・オリヴァ(ティナ・フェイ)の願いで、元オペラ歌手・ロウィーナ・ドレイク(ケリー・ライリー)の屋敷でおこわれるハロウィーンパーティ、降霊会に参加することになる。ロウィーナは娘のアリシアを霊を呼ぼうと、フェリエ医師(ジェイミー・ドーナン)とその息子レオポルド、アリシアの元婚約者マキシム(カイル・アレン)たちと、霊媒師レイノルズ(ミシェル・ヨー)の降霊会を行うが…。原作を読んだのは遥か昔だが、まるで違うじゃん、と思って急いで新訳版を読み返したが、全然違う内容で驚いた。でも、映画としては閉鎖空間のゴシックホラーな舞台での一夜の事件、という作りはまあまあ楽しめる。結末もいい。これは「ハロウィーン・パーティ」じゃないだろ、と思うが、原作もそれほど面白くはなかったので、まあヨシとする。でも、せっかく映画化するなら他の原作をやって欲しかった、というのが素直な感想。ミシェル・ヨーは出番少なめ。オリヴァはちょっとイメージ違うな。

https://www.20thcenturystudios.jp/movies/poirot-movie3