アキ・カウリスマキ監督。フィンランド、ヘルシンキ。酒に溺れながら工事現場で働くホラッパ(ユッシ・バタネン)、職を失ったばかりのアンサ(アルマ・ポウスティ)。二人はカラオケバーで偶然に知り合い、惹かれ合うが…。2023年カンヌの審査員賞を受賞。一回、引退宣言をしたアキ・カウリスマキの5年ぶりの映画。市井の人々、ボーイ・ミーツ・ガールのシンプルな物語だけど、相変わらずのオフビート感、チープさはあるけど彼独特の不思議な魅力は健在。若い頃のパワフルさは無いけど、渋い魅力を持っているな。「君の名は」みたいなトコが面白い。いきなり「竹田の子守唄」が出てきて驚いた、どういうカバー曲なんだ。