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「身代わり忠臣蔵」

河合勇人監督脚本、土橋章宏原作。徳川綱吉の時代、旗本・吉良上野介(ムロツヨシ)からのイジメに、江戸城内で刃傷沙汰を起こした赤穂藩主は切腹。しかし、実は吉良も逃げ傷で瀕死の状態だったために、吉良家の家臣・斎藤宮内(林遣都)は上野介の弟・孝証を身代わりにしようと計画する。一方、赤穂の大石内蔵助(永山瑛太)も仇討ちを期待されていたが…。忠臣蔵に身代わりという要素を入れた設定はかなり面白い。これは原作の力か。ラストの方は、もう一歩ヒネリが欲しかった気がするが。観客の年齢層はかなり高め、時代劇という感覚で観にきたのかもしれない。演出はかなりチープで、TVドラマ的な安っぽい映像。そんな笑いは、まあ、年寄りには受けていたのでいいかも。女優陣は吉良家の桔梗(川口春奈)、高尾太夫(橋本マナミ)と出番少なめだったが、物語的にはしょうがないか。しかし、忠臣蔵も海外視点の「47RONIN」、西洋の騎士にした「ラスト・ナイツ」、経済モノにした「決算!忠臣蔵」、怪談を絡ませた「忠臣蔵外伝 四谷怪談」といろいろとあるなあ。

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