電子竹林:Blog

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「十四の嘘と真実」- To cut a long story short - Jeffrey Archer -

ジェフリー・アーチャー 新潮文庫前作「十一番目の戒律」で書いた様に、ニ年で一冊のペースの中で今回は短編集になる。短編集としては4冊目。今回、実話ベースのものが目次でマークされているので、それを意識して読むとちょっと違った楽しみ方が出来る。法律の知識を駆使して犯罪を働く「犯罪は引き合う」、計画的な結婚の「偶然が多すぎる」など、詐欺の様な話が多いが、ケープタウンの人種差別の話「心(臓)変り」など心暖まる話もある。文章の質も高く、楽しめる。