電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「民俗学者八雲樹」(8)

金城陽三郎、山口譲司。それぞれの物語が短くなり解決も単純、トリックも単純。無駄なお色気シーンは少なく、民族学的味付けは座敷童、羽衣伝説、雪女、花咲爺と一般的ではあるが豊富。民族学+トリック&推理のまっとうな路線に戻った感じがあるが、推理モノ…

「不思議ワールド 山村浩二アニメーション展」

Art

八王子市夢美術館。昨年「頭山」で米アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネート、仏アヌーシ2003グランプリなど話題になった山村浩二の原画展。「頭山」は短いので全部見られるかと思ったが、ダイジェストだけだった。それでも原画から、レイヤーの作り…

「エルヴィス・オン・ステージ スペシャル・エディション」

- Elvis:That's the way it is special Edition - デニス・サンダース監督、1971年に大ヒットしたらしいが初見。トーキング・ヘッズの「ストップ・メイキング・センス」や、ストーンズの「レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー」みたいなライブ・フィル…

「ハウルの動く城」予告編

予告編の新しいバージョンを見た。倍賞千恵子、美輪明宏の声は入っているのに、ハウルは口が動いているのに声が入って無くて不自然。木村拓哉は忙しくてアフレコに入ってないのだろうか。木村拓哉の声優ぶりは心配なので(心配してもしょうがないが)、ワンシ…

「シュレック2 日本語吹替版」- Sherek 2 -

前作のブラックな味わいと意外性、パロディの妙味が気に入っていたが、今回もその点は大満足。一発芸的な「フラッシュダンス」や「ムーラン・ルージュ」のパクリも楽しい。アニメーションの質は高く、微妙にリアルで無い度合いもいい味。日本語吹吹き替え版…

「華麗なる食卓」(12)。

ふなつ一輝。エディブル・ファイトの料理対決はいいとしても、ハモ料理のカレーで引っ張るのは苦しい。多彩なカレー料理をもっと読みたい。12巻にもなるとやはりネタ不足か。サービス・カットはかなりしつこい、というか下品さが目立つ。(追記:連載時と料理…

「ああ探偵事務所」(5)

関崎俊三。ファミレスの不審な行動、海の盗撮事件、ノーベルいい人で賞と、事件としてはイマイチ。面白くはあるけど、路線的にやはりお笑いか。しかし、「高額当選者の為の心構えマニュアル」は読んでみたい。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/459…

「バガボンド」(20)

井上雄彦、吉川英治原作。小次郎編のクライマックス、話は展開しないが(小次郎の移動距離は10メートルぐらい?)、迫力は充分。絵が初期とまるっきり変ってきているのがよく分かる。新章が楽しみ。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063289702/

「ブラックジャックによろしく」(9)

佐藤秀峰。精神科編開幕、始まったばかりで展開はしていないが、またもや深い問題に突入の雰囲気。どうまとめていくのか非常に楽しみ。(memo:統合失調症はどの国でも100人に1人がかかる病気) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063289710/

「サンダーバード」- Thunderbirds -

ジョナサン・フレイクス監督。ジェリー・アンダーソンのすべての作品に影響を受けてきた世代としは、子供向けな作りだったのが残念。アランを主人公にしているせいもあるが「スパイ・キッズ」の観客層向け。そんな中でもミッド・センチュリーなデザインや色…

「リディック」- The Chronicles of Riddick -

デヴィッド・トゥーヒー監督。「トリプルX」(id:zom-1:20021101#p2)でも狙ったヴィン・ディーゼルを主人公にした新たなヒーロ像は面白いし、「砂の惑星デューン」みたいなテクノロジや世界観はいいし、ロード・マーシャル率いる狂信的ネクロモンガー軍団の絶…

「マッハ! 日本語吹き替え版」- Ong Bak -

プラッチャヤー・ピンゲーオ監督、トニー・ジャー主演。ジャッキー・チェンやブルース・リーを初めて観た時の、生身の力に震えた記憶が蘇る。CG、ワイヤー、スタントマン、早回し無しのパワーは感動的。ヤマカシを越える身体能力。粗っぽい所はあるモノの、…

「深沢七郎集 第六巻」

深沢七郎の本は多分、初めて。「死の壁」(id:zom-1:20040727#p3)に出てくる「みちのくの人形たち」を読みたくて、とりあえず第六巻を読んでみる。確かにこの中では「みちのくの人形たち」だけ深みがあって面白い。やや古臭いながら、民俗的な香りと幻想的な…

「ホムンクルス」(2)

山本英夫。面白くなりそう、期待大だったのだけど、2巻ではあまり展開せず。外科手術のトレパネーションにより得られる超自然な能力、そこまでなら平凡だけど精神病理なところに深く入っているのがちょっと面白い。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASI…

「焼きたて!!ジャぱん」(13)

橋口たかし。パンに関する情報は皆無になってきたような…もはや料理漫画とも言えなくなっている。今後どうするんでしょ。ギャグも今回は不発だったが、「利根川コナン、探偵さ」だけ気に入った、低レベルだが(^^;)…。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/A…

「今和次郎 その考現学」

川添登。「帝都物語」に登場する今和次郎は、考現学、路上観察の本などでは触れられて気になっていたが、初めて和次郎についてまとまった本を読んでみる。関東大震災後の「バラック装飾社」の活動はちょっと面白い。考現学の調査内容はもうちょっと中身を読…

「ギリシャ人のまっかなホント」

アレキサンドラ・フィアダ。このシリーズは以前にまとめて読んだが、アテネ・オリンピックを前に、工事の遅れを半分楽しみながら再読。ギリシャは地球の中心、自尊心が高いが、サボる事には頭を使い、いかに楽して設けるかばかり考える…まあ、工事が遅れるの…

「海猿」(7)-(12)

最終巻まで一気に読む。地味な仕事を派手な物語にするために、大事件が頻繁に起きすぎる気はするが、それぞれに迫力があって、熱い気持ちがいい。最後の事件は機長亀ちゃんが可哀そ過ぎた。エピローグはうまくまとまっているとは言えないが、まあいい終わり…

「ああ探偵事務所」(1)-(4)

関崎俊三。ドラマになっているというので読んでみる、ドラマは観てないけど。主人公の探偵妻木はシャーロキアンで推理好きだが当たらない、仕事は暇、変装得意というよりはコスプレ好き、元依頼人のOL涼子をボランティア助手にしている…ドラマにするにはいい…

「江西省雑技団with張海輪」

クイーンズスクエア横浜でやっていたもので、雑技としてのレベルは落ちるものの生身の演技というのは楽しい。会場が狭いので、落ちたら自分の上にきそうな距離なのが怖い。雑技団の割には女性はみんな小太りだった。体は柔らかいけど。↓は写真。 http://www.…

「大珍楼為食会」

夏バテ対策スタミナ料理というテーマ?肉料理がメインで食べ疲れたが…、鰻と大蒜などは正にスタミナ食。苦瓜と排骨は意外にいい組み合わせ。香港人が好きな酸梅湯を沢山飲み、デザートには酸梅湯のゼリー。酸梅湯の原料は、烏梅(梅を黒くなるまで燻し土の中…