今野敏。バーチャル・アイドルの有森恵美、主役は出ないがマニアが熱狂する奇妙なライブの会場で少年が刺殺される。警視庁生活安全部少年課の宇津木真は、その真相を追うが…。岩井俊二「リリイ・シュシュのすべて」を逆回しで見せられた気分(出版はこの本の…

マイケル・ムーア。ほとんど「華氏911」(id:zom-1:20040821#p1)のような内容。内容としては面白いし、価値ある内容だけど文章はムーアらしさ爆発で、ちょっと読みにくい。やはり映像の人だとは思う。 http://www.amazon.co.jp/dp/404898151X/

スティーヴン.D.レヴィット、スティーヴン.J.ダブナー。経済学というよりは、統計を使った雑多な社会分析、因果関係の分析か。ロー対ウェイド裁判(中絶合法化)により一世代後になって犯罪増加現象を引き起こした、などは面白かったけど、あまりに雑多すぎて…

岩田正美。極めて分析的、統計を使った論調で現代の"貧困"が低学歴、非正規雇用、家族なしの人々に固定化されやすい現状を説明する。"格差"ではなく"貧困"という主張は、なるほどと思わせる。(memo:亀山工場の平均年収(税込み)、正社員736万円、非正社員381…

勢古浩爾。二人の息子、若い世代への言葉。ひどく真っ当でいい話。それだけに、逆に面白みは少なかったけど。 http://www.amazon.co.jp/dp/4480063897/

ダニエル.L.シャクター。記憶と脳に関する謎、記憶の7つのエラーである、1.物忘れ、2.不注意、3.妨害、4.混乱、5.暗示、6.書き換え、7.つきまとい、に分類して解説。物忘れ、度忘れ、アルツハイマー病、デジャ=ヴュ、固有名詞失語症などのエピソードも面白い…

ポール・ポースト。巨大な公共投資である戦争を第一次世界大戦、第二次世界大戦、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争までをマクロ/ミクロの経済理論を使って分析する。戦争を悲惨なモノとして片付けるのではなく、冷徹な目で、経済的な数字で見ている所が凄…

近藤史恵。今はロードレースのチーム・オッジに所属する白石誓は、元期待の陸上選手。白石は、ベテラン石尾、若手エース伊庭がいる中でアシストに徹していた。そして、石尾にはかつて、自分を若手選手を事故で再起不能にしたという黒い噂があった…。2008年本…

David A.Thayne、小池信孝。ちょっとした言葉の違いで変わる英語の意味をクイズ形式で解説。日本語だってそうではあるが、ちょっとした違いで大きく変わる意味は確かに面白い。じっくり考えればそれなりに答えられるが、とっさには分からないなあ。 http://w…

玉村豊男。軽井沢から信州へ、田舎暮らし25年の著者によるエッセイ。あくまでエッセイで、田舎暮らしの工夫とか実践方法が分かるわけでもないし、それなりに地位も資産もあるから出来る田舎生活という感じはする。食の話があんまり出てこなかったのは残念。(…

ルイ・レテリエ監督、ザック・ペン脚本。研究中の事故により、怒りや恐怖で心拍数が上がると緑色のモンスター"ハルク"に変身してしまう科学者のブルース(エドワード・ノートン)は、最愛の女性ベティ(リヴ･タイラー)とも離れブラジルで元の体に戻る方法を研究…

タナダユキ監督脚本。短大卒業後、就職せずにアルバイトを生活していた21歳の鈴子(蒼井優)はある事件に巻き込まれる。家にも居づらくなった鈴子は百万円を貯めるたびに誰も知らない土地へ移り住む事にするが…。蒼井優100%、蒼井優の圧倒的な存在感や空気感、…

石井康晴監督、神尾葉子原作。英徳学園に入学した貧乏人の牧野つくし(井上真央)がF4の一人、道明寺司(松本潤)にプロポーズされてから四年後。つくしは道明寺家に代々受け継がれてきたティアラ"ビーナスの微笑み"を贈られるが、謎の男によりティアラが盗まれ…

エリック・バレット監督、秋元康原作。心理学専攻の女子大生のベス(シャニン・ソサモン)が友人シェリーの急死を悲しんでいた時、レアン(アズーラ・スカイ)の携帯電話から聞き覚えのない着信音が響く。その着信日時は3日後だった。同じような謎の死が続き、ベ…