電子竹林:Blog

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「信仰の現場~すっとこどっこいにヨロシク~」

ナンシー関 角川文庫。ナンシー関は、消しゴム版画家としてはかなり昔から知っていたが、結構本も書いているとは知らなかった。「何かを盲目的に信じてている人にはスキがある。…だが、自己抑制のタガを外してしまう時と場所がある。それは、おなじものを信じる同士が一同に会する場所に来た時だろう。」と本文にあるように、そんな現場からのナンシー関のリポートである。その現場は、矢沢永吉コンサート、笑っていいとも公開生放送、クレヨンハウス、キックボクシング、アメリカ縦断ウルトラクイズなどなど。面白いネタも多いが、「ゾロ目マニアを捜せ」の平成4年4月4日4時44分四谷みたいにまるっきり外している場合も多い。そもそもナンシー関の、狙い方もかなりへンと言える。すぐに思いつくネタ、コミケとか、秋葉原とか、プロレスとか、アイドル系コンサートとか、ゲーセンとか、アニメとか、オタク系の物は何故か少ない…。当たり前過ぎるのか?