電子竹林:Blog

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「シン・レッド・ライン」- The Thin Red Line -

テレンス・マリック監督・脚本、ジョン・トール撮影、ショーン・ペンニック・ノルティジム・カヴィーゼルジョン・キューザックウディ・ハレルソンジョージ・クルーニー。1942年11月、第二次世界大戦、日米の激戦地ガダルカナル島が舞台。激烈な戦闘場面と兵士たちの心象風景の巧みな組み合わせ方は上手い。ガダルカナルの風景の描き方が美しいのが逆に怖い。草原を渡る風の映像から一転、煙と火薬と血と肉片へ切り替わっていく。心象風景が退屈という意見も聞くが、この映画自体、その面が無いとまるで成立しないと思う。また、「プライベート・ライアン」と比較される事も多いが、映画の作り方のベクトルはまるで違う。テレンス・マリックの20年ぶりの映画ではるが、彼自信、ほとんど印象が薄いのでそれほど感慨は無い(^^;)。