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「エリザベス ゴールデン・エイジ」-Elizabeth The Golden Age-

シェカール・カプール監督。父ヘンリー8世の意思を継ぎ25歳でプロテスタントとしてイングランド女王に即位したエリザベス(ケイト・ブランシェット)。カトリックであるスペイン国王フェリペ2世(ジョルディ・モリャ)の圧力、さらに幽閉されているスコットランド女王メアリー・スチュワートをめぐる陰謀など火種もあった。そんな時、侍女ベス(アビー・コーニッシュ)の計らいで、新世界から帰還した航海士ウォルター・ローリー(クライヴ・オーウェン)が謁見を許される…。1998年「エリザベス」と同じ監督、主演による続編。歴史的文化的にまるで予備知識がないと展開について来られない可能性はあるが、個人的には前作より面白かった。暗躍する人々の謀略ドラマ、政治の中でふと見せる人間エリザベスの内面の描写の巧みさ。いくつかのシーンでの絵画の様な美しい映像は見事。特にキスシーンと、アルマダ海戦は素晴らしい。見応えのある映画だった。(memo:1533年生まれ、1558年即位25歳、1588年アルマダ海戦54歳、1603年死去69歳)

http://elizabeth-goldenage.jp/