ザヴィエ・ジャン監督。子供の頃からプロの殺し屋として育てられたエージェント47(ティモシー・オリファント)、次のターゲットであるロシア大統領ミカイル・ペリコフを射殺するが、密告によりインターポールとFSB(ロシア連邦保安庁)から追われ、謎の美女ニカ(新ボンドガール、オルガ・キュリレンコ)と出会う…。元はベストセラーのゲーム(IO Interactive制作、アイドス発売)…らしいが全然知らなかった。Wikipediaの「ヒットマン(ゲーム)」を見るとそれなりの背景設定があるみたいだが、映画ではまるで薄っぺら。設定や展開の面白さも、人間的魅力も無ければ、肝心のアクションシーンも平凡。主人公は非情なんだか、情があるんだか、強いんだか、弱いんだか、冷静なんだか、無謀なんだか、よく判らないキャラ。最近では珍しくロシアがかなり悪の帝国に描かれている。製作総指揮はヴィン・ディーゼル、当初は彼が主人公の予定だったらしい…が、なぜか予告編にもWebsiteにも名前が出てこない、エンドクレジットには出て来たけど。
