電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「コドモのコドモ」

萩生田宏治監督、さそうあきら原作。田舎の学校に通う春菜(甘利はるな)は活発な小学5年生。東京からやってきた若い八木先生(麻生久美)は周囲の反対を押し切り性教育の授業を行うが、春菜は同級生のヒロユキとの遊びで妊娠していた事に気がつく…。さそうあきらは好きな漫画家なんだけど、これは未読。原作者+監督が同じ「神童」(id:zom-1:20070506#p1 原作は生涯ベスト10に入るのに)がイマイチだったので不安…でも出来は前作よりは良かった。似た様な米国映画「JUNO/ジュノ」(id:zom-1:20080629#p2 こっちは16歳)と同じで妊娠、出産、育児というものをどこか単純化、美化している。さらにリアルな「JUNO」とは違って、どこかファンタジーめいている。第三者的には物語として観られるけど、リアルな当事者たちはそうもいかないだろうなあ。その影響は大きいと思う。ややステレオタイプではあるが、子供達のキャラはなかなか良いし、家族はじめ脇役はいい感じ。

http://kodomonokodomo.jp/