電子竹林:Blog

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「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」- X-Men:First Class -

マシュー・ヴォーン監督。1944年、ポーランドの収容所でエリックの能力に気づいたセバスチャン・ショウ(ケヴィン・ベーコン)は、エリックを実験台にする。一方、裕福な家庭に育つテレパスのチャールズ・エグゼビアは変身能力を持つ幼いレイヴンと出合う。そして1960年代初め、エリック(ミヒャエル・ファスベンダー)は冷戦の背後で暗躍するセバスチャン・ショウを追い、またミュータントの論文を書いたチャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)、レイヴン(ジェニファー・ローレンス)にCIAのモイラ(ローズ・バーン)は接触するが…。後のプロフェッサーXであるチャールズと、後のマグニートのエリックによるX-MENの前日譚。シリーズの1、2(id:zom-1:20030606#p1)、3(id:zom-1:20060912#p1)、ウルヴァリン(id:zom-1:20090911#p1)を通じて、これが一番面白かった。エリックの心の闇の深さを上手く描き、上手く感情移入させる。エリックを描けていた事が成功だと思う。ミスティークもビーストも暗い部分が多いけど、そこが話の厚みを増している。活劇部分は見せ場をテンポよく作り、キューバ危機も上手く使っている。「キック・アス」(id:zom-1:20110131#p1)も良かったし、この監督は期待出来る。

http://movies2.foxjapan.com/xmen-fg/