三池崇史監督、浦沢義雄脚本、 尼子騒兵衛原作。三流忍者の家に生まれた乱太郎(加藤清史郎)は忍術学園に入学、友達はしんべヱ(木村風太)やきり丸(林遼威)たち。山田伝蔵(寺島進)、土井半助(三浦貴大)の元で修行に励む乱太郎だが、夏休みに入ったある時、髪結いの息子で四年は組の斉藤タカ丸の家に暗殺者が侵入する…。原作も未読、アニメもほどんと観たことなく絵柄が多少記憶にある程度。子供向きでも「妖怪大戦争」(id:zom-1:20050827#p1)がまあまあだった三池崇史なら無視できないと思っていたけど、これは大人でもそれなりに面白い。ギャグはかなりベタだし、登場人物は多すぎて元ネタを知らないと厳しいけど、単純には楽しめる。細かい所をちゃんと作っていて、いかにも映画という印象。その点、TVドラマの延長にしか見えない「こち亀」(id:zom-1:20110806#p2)とは随分と違う。ラストのパワーが三池崇史の割にはちょっと弱くて、ハジけていなかったのだけは残念。
