電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「つやのよる」

行定勲監督、井上荒野原作、伊藤ちひろ脚本。艶と駆け落ちし大島で暮らす松生春二(阿部寛)だが、艶が病気で昏睡状態に落ち入る。春二は艶と深い仲だった男たちに艶の危篤を知らせるが…。原作未読。艶を犯した従兄弟の妻(小泉今日子)、艶の元夫と関係する女(野波麻帆)、艶の不倫相手だったかもしれない男の妻(風吹ジュン)、艶がストーカーしていた男の恋人(真木よう子)、春二の元妻(大竹しのぶ)、春二の娘(忽那汐里)…と艶を取り巻く男と関係する女を描く事で、色々な愛の形を描くというのが分かっては来るけど、あまりに艶の姿が見えてこないので、なんだかモヤモヤしたまま終わってしまった。この構成は原作そのままなのかなあ。深みを感じそうで、あんまり感じられないという印象。

http://tsuya-yoru.jp