M・ナイト・シャマラン監督、ウィル・スミス原案。2077年、環境悪化した地球を捨てた人類は惑星プライムに移り住む。その先住民は人間の恐怖のフェロモンを嗅ぎ襲う怪物"アーサ"を放ち人類を殲滅しようとするが、恐怖心を消し闘うゴースト化の能力を持つサイファ･レイジ(ウィル･スミス)を司令官にレンジャーを組織する。ある時、サイファ、その息子キタイ(ジェイデン･スミス)たちはゴースト練習用の"アーサ"を積み宇宙船で訓練に向かうが小惑星嵐により大破、地球へ不時着。生存者はサフィアとキタイだけだった…。ここまでヒドイ映画も久しぶり。ワースト候補、そして多分、ラジー賞候補だろう。ラジー賞に親バカ部門があったら、文句無しで受賞させてあげたい。展開は凡庸、SF的設定も驚く程に雑な上に先住民云々の身勝手さは腹立たしい。物語が展開してからも、息子を目立たせるためだけの物語。それも父は離れたシーンのみで撮影の手抜きが丸わかり。親バカで息子ために金を注ぎ込んだ、駄目映画の金字塔。シャマランも「エアベンダー」(id:zom-1:20100730#p1)がコケたからといって、ここまで魂を売らなくてもいいと思うのだけど。
