ウェス・ボール監督、ジェームズ・ダシュナー原作。トーマス(ディラン・オブライエン)は記憶が消され、巨大な迷路に囲まれた場所で目覚めた。そこでは月に一人づつ送り込まれたリーダーのアルビー(アムル・アミーン)、ニュート(トーマス・ブローディ・サングスター)、ミンホ(キー・ホン・リー)たちでコミュニティが形成されていた。トーマスは迷路を探索するランナーの一人となるが、ある時最後のメンバーとしてテレサ(カヤ・スコデラーリオ)が送られてくる…。原作は米国ベストセラーらしい、未読。三部作の最初。「CUBE」的な迷路自体の謎を期待していたが、そっちは薄い。もっとその背景の謎で引っ張っている感じ。それなりに面白いが、やや設定にも薄っぺらさも感じる。これは若者向けの原作のせいかもしれない。主人公のキャラももうちょっと魅力が欲しいところ。記憶が消されている設定でキャラの魅力が出せないせいかもしれないけど。ミンホ、ニュートなどは個性的なんだけど。
