三宅喜重監督、有川浩原作。大阪から東京の食品会社に就職した向坂伸行(玉森裕太)は高校時代に大好きだった「フェアリーゲーム」という本について検索していてブログ「レインツリーの国」を見つける。やがて管理人のひとみ(西内まりや)とメールのやり取りを行うようになり、直接会う事になるが…。まあ、恋愛ものとしては綺麗事に収まっている感じもする微妙なトコ。難聴については知らない事も多いので、社会的な認知は意味あったと思うけど。特に、ひとみの聞こえ方をシミュレートするちょっとした会話にはドキっとさせられる。それでも恋愛モノとしては微妙。「箱入り息子の恋」(id:zom-1:20130616#p1) の方が無理やりっぽいけど、映画的には納得させられるのは、やはり物語の作りの上手さか。
