電子竹林:Blog

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「キャロル」-Carol-

トッド・ヘインズ監督、パトリシア・ハイスミス原作「he Price of Salt」。1952年、写真家を夢見るテレーズ(ルーニー・マーラ)はマンハッタンの玩具販売員、恋人リチャード(ジェイク・レイシー)との結婚には躊躇していた。クリスマス前、テレーズは娘へのプレゼントを探していた客のキャロル(ケイト・ブランシェット)に心を奪われるが…。純粋に恋愛映画としての繊細さ、その感情表現の滑らかなタッチに心打たれる。’50年代の原作と舞台だけど、その普遍性のある恋愛感情は今の時代にも共通するものを感じる。そしてルーニー・マーラの前髪パッツンぶりが健在で嬉しい、「ドラゴン・タトゥーの女」(id:zom-1:20120225#p1)のリスベットを思い出させる。性格はまるで真逆だけど。ケイト・ブランシェットは落ちすぎなほどの安定感。

http://carol-movie.com