電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「僕だけがいない街」

平川雄一朗監督、後藤法子脚本、三部けい原作。売れない漫画家でピザ屋アルバイトの藤沼悟(藤原竜也)は、事件や事故が防げるまでタイムスリップを繰り返すリバイバルの力を持つ。バイト仲間の愛梨(有村架純)が目撃する中、配達途中のリバイバルで事故に会ってしまい北海道から母(石田ゆり子)がやってくる。偶然から母は18年前の誘拐殺人事件の真犯人に気づくが直後に悟のアパートで殺害され、悟は犯人にされるところを小学生時代にタイムスリップ、そこで友人の賢也、担任の八代(及川光博)、そして被害者となる加代と再会する…。原作はかなり好き、アニメも見ている。丁寧に作られた原作だけに、どう短くするかが見せ所。一巻目部分で15分弱、最初の小学生で30分を使って、人物もそれなりに整理していて最後の方までは上手く行っていると思ったが、ラストがダメだなあ。アニメと同じでもいいと思うのになんでこんなラストにしてしまったのだろうか。全体に正義を貫く事の意味を問うている原作に対して、このラストはないと思うなあ。(いや、まだ原作ラスト読んでないのだけど)

http://bokumachi-movie.com