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「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」-Genius-

マイケル・グランデージ監督、ジョン・ローガン脚本、A.スコット・バーグ原作「名編集者パーキンズ」。1920年代、マックスウェル・パーキンズ(コリン・ファース)はアーネスト・ヘミングウェイらの作家を見出し多くの米文学の名作を手掛けた名編集者。無名の作家トマス・ウルフ(ジュード・ロウ)は、パーキンズの元へ「天使よ故郷を見よ」の原稿を持ち込むが…。原作は全米図書賞、監督はロンドンの劇場ドンマー・ウエアハウスの芸術監督で、これが長編映画初監督作品。全体にはかなり地味。英文学のトーンがいいリズム感を作っているが、言葉をそのまま捉えるのが日本人にはちょい厳しい。コリン・ファースジュード・ロウニコール・キッドマンなどなどの演技対決の面もあって、そこは緊張感があって面白い。とはいえ、最後までやはり地味かな。

http://best-seller.jp/