ジョン・ファブロー監督。ライオンのシンバ(声:ドナルド・グローバー)はサバンナの動物の王ムファサ(声:ジェームズ・アール・ジョーンズ)の子として育つが、ハイエナと結託し王位を狙う叔父スカー(声:キウェテル・イジョフォー)によりサバンナを追われる。シンバは新たな地でイボイノシシのプンバァ(声:キセス・ローゲン)とミーアキャットのティモン(声:ビリー・アイクナー)と出会うが…。実写版というがフルCGによるリメイク。そのCGが余りにリアルで実写版と言いたい気持ちはわかる。CGはモデリング、モーション、ライティング、カメラ、構図からなにもかもが物凄い高度な技術と才能で、日本のフルCG映画1000本分ぐらいのパワーがかかっている感じ。BBC EARTHやナショジオのドキュメンタリみたいなリアルな動物たちはほんとに驚異的。映像的にはその辺のドキュメンタリを意識している気がする。あまりに動物そのままなので、キャラとして見分けにくいのは残念なところ。スカーの傷も目立たないし、シンバの母サラビとナラも見分けつきにくい。物語としては1994年版のアニメとほとんど一緒、違うとこを見つけるのが大変な位に同じ。まあ物語としてはメリハリあって安定しているか。
