ジェームズ・マーシュ監督。ロンドン、かつて大泥棒だったブライアン(マイケル・ケイン)は平穏な生活を送っていたが、妻の死をきっかけに、若い知人バジル(チャーリー・コックス)からハットンガーデンの宝石店の情報を得て、テリー(ジム・ブロードベント)、ダニー(レイ・ウィンストン)、カール(ポール・ホワイトハウス)たちかつての仲間を集め計画を始めるが…。2015年の最高額、最高齢の金庫破りの実話ベース。やはり年寄り強盗団でマイケル・ケイン出演「ジーサンズ はじめての強盗」に似ているが、こちらは現役へ復帰モノ。設定自体は面白そうなんだけど、実話があるからか、なんか妙にテンポも悪いし感情移入できない。魅力的なキャラがいない。計画始まって、成功して、仲間割れしてという当たり前のパターンがそのまま展開してしまう。これだけの役者が揃っているのにもったいない。随所に入る、役者たちの若い時の映像が一番面白いかも。
