電子竹林:Blog

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「KCIA 南山の部長たち」-The Man Standing Next-

ウ・ミンホ監督、金忠植(キム・チュンシク)原作「実録CIA 南山と呼ばれた男たち」。1979年韓国ソウル、朴正煕/パク・チョンヒ大統領(イ・ソンミン)の軍事政権下、中央情報部(KCIA)部長キム・ギュピョン(イ・ビョンホン)は、米国下院議会聴聞会で韓国大統領の腐敗を告発した、かつての友人パク・ヨンガク(クァク・ドウォン)の問題解決のため渡米するが…。1979年10月26日パク・チョンヒ暗殺事件までの40日、ほぼ事実ベースでの展開。地味な感じはするが細部まで凝っているところはいい。特にパク・チョンヒが全面的な悪役でなく時々見せる人間らしさとか上手い。イ・ビョンホンも全体に渋い演技、上半身裸になることもない。1980年光州事件「タクシー運転手 約束は海を越えて」、1987年民主化運動「1987、ある闘いの真実」「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」と韓国の近代史モノは意外に面白いものが多い。

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