藤井道人監督脚本。ゴミの最終処分場が建設された霞門村。過去の事件、母親の借金のために片山優(横浜流星)は処分場で働いていたが、そこでは町長(古田新太)の息子・透(一ノ瀬ワタル)たちのいじめが横行していた。ある時、優と能を習っていた幼馴染の中井美咲(黒木華)が村に帰ってきた事をきっかけに、優の生活は大きく変わるが…。藤井道人監督によるオリジナル脚本というところは期待だったが、展開は意外に平凡。村社会の閉塞感、ゴミ処理場、薪能と舞台設定は面白いのだけどなあ。もっと意外性が欲しかった。犬神家の一族みたいな大橋家、大橋ふみ(木野花)や大橋光吉(中村獅童)も面白み薄かったし。優の過去の事件もイマイチ。
