電子竹林:Blog

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「雄獅少年 ライオン少年 吹き替え版」-雄獅少年 I Am What I Am-

ソン・ハイペン監督。広東の田舎で暮らす少年チュン/娟(声:花江夏樹)の両親は、長い間、広州へ出稼ぎしていた。チュンは同じ名前の少女チュン/娟(声:桜田ひより)と出会ったことにより、獅子舞を始めようと、マオ/猫(声:山口勝平)、ワン公/狗(声:落合福嗣)とともに咸魚屋のチアン/強(声:山寺宏一)を訪ねるが…。中国3Dアニメ映画。去年の字幕版は未見。前評判は上々だったが、それを超えて面白かった。武侠小説カンフー映画な倫理観、道徳感、物語性の下地の上に、中国の社会問題を入れつつ少年の成長を描く、文句をつけるところがほとんどない脚本。敵に勝つことよりも、遥かに高みに到達するラスト、見事だった。3Dアニメの技術的にも米国と差がなくなってきてるなあ。日本アニメは独自路線でいくしかないのだろうなあ。咸魚屋というのが広州らしく、古臭く、個人的にはツボだった。

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