電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「続弾!問題な日本語~何が気になる?どうして気になる?」

北原保雄編集、「問題な日本語」の続編。おビールをお持ちしました、全然いい、こちら~になります、よろしかったでしょうか、っていうか、すごいおいしい、コーヒーのほうをお持ちしました、などなど一般読者からの意見を元に語学的に解説。それぞれ納得出…

「人間音痴~なぜか他人の気持ちを逆なでする人への処方箋」

和田秀樹。共感音痴、自分音痴、対人音痴、間合い音痴、立場音痴、喧嘩音痴などなど、全体に納得も出来る。なぜ人間音痴が存在するか、自分がいかに人間音痴にならないかは分かるが、人間音痴と付き合う方法は分からない。 http://www.amazon.co.jp/exec/obi…

「なぜ話は通じないのか~コミュニケーションの不自由論 」

仲正昌樹。語られるのは著者の身辺の出来事、学会や後援会の経験ばかりで愚痴的なエッセイ。正しい事を言っているけど、読み物としては詰まらない。(memo:最初から反対の立場、一部のキーワードへの過剰反応、語る人自身への攻撃) http://www.amazon.co.jp/e…

「口コミの経済学~人が人を呼ぶブームの作られ方」

田中義厚。口コミによる情報の仕掛け方、ブームの作り方。内容的には平凡。客観的なデータとか、理論的な裏付けとか応用があると面白いのだけど。口コミは感情を伝えるからネガティブな情報ほど速い…確かにそうだけど、その先の展開が弱い。 http://www.amaz…

「宇宙の定数」John D. Barrow

ジョン.D.バロウ。万有引力G、光速度C、プランク定数hなどの自然定数、歴史的な物理定数の考え方、物理定数を制限する事象、定数は一定不変であるのか、定数が違う宇宙の考察、スーパーストリング理論などなど。ポピュラーサイエンスものであるので前半は分…

「萌え経済学」

森永卓郎。フィギュア、アニメ、メイド喫茶などが作り出す巨大な市場を経済学から見る視点は新鮮で面白いが、切り込み方はちょっと弱いか。事象の羅列としては面白いが体系化まではされていない。妙にオタクを知ってます/理解してます的態度はちょっと鼻につ…

「顔文不一致」

勢古浩爾。顔と文章、生き方の相関、またその不一致という切り口。ナンシー関的な毒舌を期待したが、彼女ほどの視点の深さも面白さは無い。顔写真があると、もうちょっと説得力読めるかもしれないが。消しゴム版画はイメージ喚起力があったなあ。 http://www…

「アマゾンの秘密-世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか」

松本晃一。2000年の日本サイトの立ち上げメンバーだった著者による、ローンチ前後二年ちょっと、内部から見たアマゾンを知る事が出来る(問題点も)。最も進んだCRMを実践していたアマゾンから学ぶ所が多い。EDIと呼ばれる商取引ANSI X12の米国での普及と、日…

「ケータイを持ったサル」

正高信男。全体に親父の愚痴っぽさが鼻につくが、サルとの比較文化論はまあまあ。ケータイ世代のゲーム理論実験、裏切りをためらわないケータイ世代を証明するためのウェーソンの四枚カード問題などは、ちょっと子供騙しっぽい。もうちょっと新鮮な論理展開…

「稼ぐが勝ち」

堀江貴文。「100億稼ぐ仕事術」に続いて読んでみたが、こっちはトンデモ度がパワーアップ。後付けでの成功理論、自慢などがごちゃ混ぜ。読み物として面白く無い(細部を本人が書いているとは思えないが)。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/43347838…

「100億稼ぐ仕事術」

堀江貴文。ライブドア元社長によるビジネス書。ライブドアショックを機会に読んでみるが、内容は意外にまとも、情報の管理、金、人脈、情報、人、会議など、ごく普通のビジネス書みたいな感じ。ま、これで100億稼げたら苦労しないけど。アップルリンクの仕事…

「サウス・バウンド」

奥田英郎。中野の小学校六年生の二郎の父は元過激派の闘士で今は自称小説家、小四の妹の桃子と喫茶店を経営する母が家族。二郎は友達とともにカツという不良中学生に絡まれるが…。魅力的な人物像、痛快な展開、子供の視点も楽しい。第一部は東京、第二部は西…

「スッキリ! たった5分間で余分なものをそぎ落とす方法」

上大岡トメ。スッキリと全部が二番煎じな内容。「キッパリ!」だけ読めば十分でしょう。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344010655/

「空中ブランコ」

奥田英朗。伊良部総合病院の地下、精神科医伊良部の元に来る患者、空中ブランコが上手くいかないサーカス団員、先端恐怖症のヤクザ、ノーコンのプロ野球選手たち…。映画(未見)にもなった「イン・ザ・プール」(未読)の続編(後で知った)。優秀なのか無能なのか…

「深夜特急5 トルコ・ギリシャ・地中海」

沢木耕太郎。2,3回読み返しているが、薄さも内容も丁度いいので北海道旅行まで持って行く。何度読み返しても臨場感有るし、新たな発見がある。行った事があるトルコ(2000年)が一番面白いが、やはりパムッカレを飛ばして移動しているのは勿体ない。読み返して…

「寝ながら学べる構造主義」

内田樹。構造主義の入門書としては極めて分かりやすい。マルクス、フロイト、ニーチェの構造主義前史の「地ならし」、始祖ソシュール、四銃士フーコー、バルト、レヴィ= ストロース、ラカンなどなど。あとがき、ストロース「みんな仲良く」、バルト「言葉使…

「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ 日本語吹替版」- Nanny McPhee -

カーク・ジョーンズ監督(「ウェイクアップ!ネッド」)、クリスチアナ・ブランド原作「ふしぎなマチルダばあや」。葬儀社に努めるブラウン(コリン・ファース)一家、母親を一年前に亡くしたサイモン(トーマス・サングスター)たち7人の子供。この悪戯で辞めた乳…

「ブロークン・フラワーズ」- Broken Flowers -

ジム・ジャームッシュ監督脚本。元プレイボーイ、コンピュータ事業で成功したドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)、勝手気ままな彼の独身生活に愛想をつかせ恋人シェリーも出て行くが、そこへ差出人不明のピンクの手紙が届く…。淡々とした展開、オフ・ビート…

「小さき勇者たち ガメラ」

田崎竜太監督、龍居由佳里脚本、金子功特撮監督。33年前ガメラの自爆により多くの命が助けられた伊勢志摩地方。母を事故で失い父の孝介(津田寛治)と二人暮らしの透(富岡涼)は、赤い石の上にのった卵から生まれた亀をトトと名付け可愛がるが,トトは急成長して…

MOVIX昭島

2006年3月に昭島に出来た松竹系のシネコンに初めて行く。駅から近いけど、郊外型のいかにもシネコンと行った作り。立川シネマシティとたまに違う作品があるので便利。Webの番組表も見やすい(シネマシティも見習ってくれ)。 http://www.movix.co.jp/movix_aki…

「かもめ食堂」

荻上直子監督脚本。単館から、近くの映画館でもやるようになった。3/20(id:zom-1:20060320#p1)に続いての二回目。二回目でもかなり面白い、笑える。やはりいい映画だ。 http://www.kamome-movie.com/

「Vフォー・ヴェンデッタ」- V for Vendetta -

ジェイムズ・マクティーグ監督、ウォッシャウスキー兄弟脚本、アラン・ムーア/デイビッド・ロイドの同名劇画が原作。第三次世界大戦後の近未来、サトラー議長による徹底した管理社会の英国、反政府活動家を両親に持つイヴィー(ナタリー・ポートマン)は外出禁…

揚げ筍の肉味噌あえ

このシーズン最後、親戚の竹林の水煮筍をもらったので料理。1) 一口大の筍に片栗粉をまぶして揚げる。2) 豚肉、豆板醤、甜面醤、大蒜、ネギで肉味噌を作って水とき片栗粉でちょいとトロみをつけて1)とあえて出来上がり。薄味で筍の風味を出すのがコツでしょ…

「チェケラッチョ!!」

宮本理江子監督、秦建日子原作脚本。沖縄、高校三年の透(市川隼人)はバイト先の水族館であった美女・渚(伊藤歩)に一目惚れ。そして唯(井上真央)と行ったライブに感動した透、暁、哲雄はヒップホップ・バンドを始める事に…。「スウィングガールズ」「リンダ …