電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「上海の西、デリーの東」 ☆

素樹文生 新潮社。アジア旅行本の一冊に出てきた本で、タイトルを覚えていたので読んでみる。1992年の上海からデリーまでの旅の記録。面白かった。しかし、色々な本を読めば読むほど、中国での列車の旅はパスしたい気分になる。筆者の気分がひしひしと伝わって来てめまいがしてくる。香港に入ると読んでいた方もほっと安心する(^^;)。臨場感がある話です。読んでいて行きたくなるのがベトナム。特に筆者はフエ(ベトナム最後の王朝、グエン王朝の都)を誉めまくっている。行った人も確かにフエはみんないいと言う。クチトンネルのツアーの話も出てくるが、観光客向けのマインゾーンという地雷の疑似体験の話は印象的だった。あと、アオザイ・フェチの話も面白い(^^;)。アンコールワットとツールスレーン監獄博物館は、とにかく凄いという話(しかし、この二つは話に出てこない)。とにかく、アンコールワットへは飛行機で行く、船で行かないという事だけは忘れないでおこうっと。