電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「ラブ&ポップ」☆

エヴァ」の庵野秀明という定冠詞がつく様になってしまった監督だが、これはアニメでなく実写。原作は村上龍村上龍は、「トパーズ」以来、思いっ切り嫌いになってしまったので、これは原作も読んでいない。しかし、映画として、非常に面白かった。澁谷、女子高生、援助交際などなど設定上、去年の「バウンス KoGALS」とどうしても比べてしまう。「バウンス」もかなりよかったが、それは上回っている。主人公の少女達に感情移入出来る出来ないは別にしても、その感覚みたいな描写は非常に上手く出来ている。特に、他の三人が夢中になれるものを見つけた中、一人、取り残された感覚を持つ主人公の裕美の心象の描き方はよかった。多少、説教クサイところは「バウンス」に似たところがある。川の中のカット以外は、ハンディカムで撮っている(多分)。前評判でもその使い方の斬新さを聞いていたが、そこは大して感心はしなかった。ロケで撮っている部分がほとんどだが、その制限された中で、機動性を活かして大胆な構図を可能としているところに活躍している気はするけど。その後、原作を読む→「ラブ&ポップ」原作の感想