電子竹林:Blog

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「プライベート・ライアン」- Saving Private Ryan - ☆

スティーブン・スピルバーグ監督製作、ヤヌス・カミンスキー撮影、トム・ハンクスマット・デイモン。噂では聞いていたけど、最初の30分のノルマンディ上陸の戦闘シーンの迫力はホントに凄い。手持ちのカメラの利用、音とシンクロしたカメラの揺れ、耳をかすめて飛ぶ弾丸の音、足もとから響く迫撃砲の響き、ここまでリアリティを感じられる戦闘シーンは初めて。ロバート・キャパのノルマンディ上陸の映像を思い出させた。最初の上陸シーンがが凄すぎて、ラストの戦闘は迫力不足かと思わせたけど、ドイツ兵との人間関係を絡ませてドラマ性を膨らませているのが上手い。トム・ハンクスのミラー大尉が好演。ミラーの過去の職業が明かされるシーンがジーンとくる。