電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「ナイロビの蜂」- The Constant Gardener -

フェルナンド・メイレレス監督(「シティ・オブ・ゴッド」)、ジョン・ル・カレ原作。ケニアの英国外務省一等書記官ジャスティン・クエイル(レイフ・ファインズ)の妻テッサ(レイチェル・ワイズ)の遺体が発見される。テッサは黒人医師アーノルドと共にスラムの医療施設改善に励んでいたが…。ル・カレの原作は未読だが、彼のスタイルとはちょっと違う感じ。でも、事件の真相を追うミステリーと、妻の愛を確信していくラブ・ストリーの融合という構成が実に上手く映画になっている。ジェフリー・ケインの脚本の巧みさだろうか。ケニアの自然の美しい撮影、人々と貧困の生活と陽気な性格がリアルに伝わって来る。スッキリ、ハッキリと終わらないが、後から響いて来る感じ。かなり好きな映画。(追記:原作を読む→(id:zom-1:20060814#p2))(追記:1996年4月ナイジェリア北部のカノ(Kano)州、はしか、コレラ髄膜炎が大流行した際にファイザー(Pfizer)が未承認の抗生物質トロバン(Trovan)を保険当局や親の承認を得ずに投与、11人が死亡、181人が重い後遺症を負う。2007年6月、ナイジェリア政府はファイザーに70億ドルの損害賠償を請求)

http://www.nairobi.jp/