フランク・ミラー(初監督)/ロバート・ロドリゲス(「エル・マリアッチ」)/クエンティン・タランティーノ(「パルプ・フィクション」)監督。心臓病で引退目前のハーディガン刑事(ブルース・ウィリス)は上院議員の息子であり幼女殺しのロアーク・ジュニア(ニック・スタール)から11歳のナンシーを助け出す…、美女ゴールディ(ジェイミー・キング)殺しの罪を着せられたマーヴ(ミッキー・ローク)が敵討ちに出る…、恋人のシェリー(ブリタニー・マーフィー)につきまとうジャッキー・ボーイ(ベニチオ・デル・トロ)を追うドワイト(クライヴ・オーウォン)…と3つのエピソードが交錯する。タランティーノのバイオレンス路線にも食傷気味だし、それにブルース・ウィリスとミッキー・ロークが揃うとロクでもない映画になると思ったが、かなり面白い。残虐シーンの連続でさすがに子供には見せられないR-15だが、このコミック的な世界観は上手い。豪華な俳優陣だけでも楽しめる。意外な事にミッキー・ロークのマーヴがキャラ一番面白い…というか凄すぎ(^^;)。みんな濃すぎでデル・トロが地味に見えるぐらい。サイコなイライジャ・ウッドも面白いし、「ワイルド・スピードX2」にも出ているトップモデルのデヴォン青木の殺人マシーン・ミホも凄い…ロリコン顔の殺人鬼ってタランティーノが好きそうなキャラ。
