電子竹林:Blog

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「地球が静止する日」- The Day the Earth Stood Still -

スコット・デリクソン監督。木星軌道の外側で発見された巨大な球体は地球へ向かい超高速で落下する。宇宙生物学者のヘレン・ベンソン博士(ジェニファー・コネリ)らは米国政府の危機管理チームとして集められ、NYセントラルパークに浮ぶ球体から現れた、宇宙からの使者クラトゥ(キアヌ・リーブス)と出会う…。ハリイ・ベイツ原案「主人への告別」(Farewell to the Master)で、1951年ロバート・ワイズ監督「地球の静止する日」(”が"じゃなく"の")のリメイク。内容は結構違う。'50年代らしいSFのテイストを残しつつ(特にロボットのゴート)、現代に上手くアレンジしている。オリジナルは反戦反核だが、環境問題や政府の身勝手さを上手く盛り込みメッセージ性も強い。"Change"という言葉が多用されているのもオバマを意識しているのだろう。ラストはもうひと頑張りして欲しかったけど、昔のSF好きなら楽しめる。キアヌ・リーブスは人類をやらせると下手だけど、人類以外はハマり役。

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