電子竹林:Blog

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「天空の蜂」

堤幸彦監督、東野圭吾原作。1995年8月8日、愛知県の錦重工業小牧工場から防衛庁へ納品する巨大ヘリ"ビックB"がリモートコントロールにより奪われ、開発者・湯原(江口洋介)の息子を乗せたまま福井で稼働中の高速増殖炉"新陽"の上空でホバリングを開始する。犯人は日本の全原発廃炉を要求し、原発技術者の三島(本木雅弘)、湯原たちは"新陽"で対策を進めるが…。原作未読、映像化不可能なんて全然思わないが、311から福島原発の事故があった後だから映像化できたって事かもしれない。それはそれで不幸な事ではある。堤幸彦っぽい雑さとCG頼りはあるけど、物語がさすがによく出来ていて面白い。時間が短い分、人の描きこみが少なく人物が薄い気がするけど、まあ、しょうがないかなあ。スピード感のある展開がいい。脇役も出番は少ないけどいい感じで、新米刑事の関根(落合モトキ)は印象的。仲間由紀恵は微妙、 綾野剛は悪くないけど最近出過ぎ。2011年の映像はいらないと思った、入れたくなる気持ちはわかるけど。

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