電子竹林:Blog

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「いつまた、君と 何日君再来」

深川栄洋監督。理の祖母・朋子(野際陽子)が倒れ、理は朋子の手記を見つける。そこには、朋子(尾野真千子)が夫の吾郎(向井理)と南京に渡り、やがて敗戦により引き上げ、愛媛の朋子の父・忠(イッセー尾形)の元に身を寄せ、そして中古トラックを買い大阪で運送業を始めるなど半生が書かれていたが…。向井理の祖母で半生記らしいけど、なんでこれを映画にするのかまったく理解不能自費出版でやめておけばいいのに。それぞれに感情移入出来ないし、エピソードも平凡で細部に面白みがない。例えば時代で言えば「この世界の片隅に」(id:zom-1:20161113#p1)と比べると、物語の背景の作りの薄さを感じてしまう。野際陽子の遺作がこれになるとは残念…。

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