フランシス・ローレンス監督、ジェイソン・マシューズ原作。ボリショイ・バレエ団のドミニカ(ジェニファー・ローレンス)は舞台での事故によりバレエの道を諦め、ロシア諜報員養成所での猛烈な訓練を受け頭角を表す。やがて、ロシアの機密を探るCIAのナッシュ(ジョエル・エドガートン)に近づく任務につくが…。原作が元CIAによるモノだけあって、かなり生々しい。スパイものだけどアクションというよりは心理戦、騙し合いでドロドロ感がある。相手の欲望を見抜くというポイントも面白い。ただ、全体にはやや間延びした感じでもっとテンポよかったらいいのに。監督官のシャーロット・ランプリングが、目が怖い。
