電子竹林:Blog

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「Red」

三島有紀子監督、島本理生原作。村主塔子(夏帆)は、夫(間宮祥太朗)、娘の翠、義父、義母と暮らす専業主婦。あるパーティでかつての恋人・鞍田(妻夫木聡)と10年ぶりに再会。塔子は鞍田のいる建築設計会社に勤めることになるが…。島本理生の原作は未読、R15+。原作は島本理生の初めての官能小説ってことになってる。単純な展開だけど、それを丁寧に丁寧に描く重みがある。裕福ではあるが堅苦しい生活の対比など、まあ上手く出ているかな。大人になった夏帆にはあんまり魅力を感じないけど、その魅力のなさが上手く役にハマっている。かつて可愛かったけど、いまは冴えないって感じで。妻夫木聡のやさぐれ方は、いつもと同じ。三島有紀子監督は全部観ているわけではないけど、今までの作風と随分違うと思った。いい方に。ラストは原作と違うという話だけど、そこは気になる。