加藤拓也監督脚本。綿子(門脇麦)は夫・文則(田村健太郎)との仲も冷え切り、木村(染谷将太)と不倫を続けていた。そして、ある事件が起こるが…。劇団た組の加藤拓也による「綿子はもつれる」の作者本人による映画化、元の舞台は未見。あるキッカケにより、夫婦の関係のズレが見えてくる、それをひたすら、丁寧にゆっくりと描く。門脇麦はそれを丁寧に演じている。非常に細かいところが、心に引っかかって面白い。田村健太郎のサッパリと話すネチっこさが、イラっときて、それが物語に凄く合っている。人を選ぶ映画だろうが結構好き。舞台では安達祐実が綿子だったらしいが、イメージは重なる。英梨(黒木華)は出番少なかったな。しかし、なんで「もつれる」を映画では「ほつれる」にしたんだろう。
