電子竹林:Blog

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「狩りのとき」上 ☆- Time to Hunt - Stephen Hunter。

スティーヴン・ハンター 公手成行訳 扶桑社ミステリー「ブラック・ライト」、「極大射程」」と同じ主人公ボブ・リー・スワガー。これは面白くない訳ないと思っていた。前半、ベトナム戦争の戦闘が淡々と描かれ、その描き方の上手さには舌をまいたけど、単純なストーリ展開にちょっと拍子抜け。しかし下巻に入ってからが凄い。裏に隠されたストーリが徐々に明らかになっていく、ミステリーの味付けが素晴らしい。スナイパーの働きは、この本が一番が面白かった。ロシアのスナイパー、ソララトフの描き方がちっと足りない気がするけど、全体では満足。