電子竹林:Blog

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「嫌われ松子の一生」

中島哲也監督、山田宗樹原作(未読)。平成13年、怠惰な生活を送る川尻笙(瑛太)は伯母の川尻松子(54歳、中谷美紀)の死を知る。荒川河川敷で死体が発見された松子のアパートを片付ける笙は、昭和22年福岡での誕生、病弱な中学の妹との関係、人気ものだった中学校の教師時代、と彼女の人生を知って行く…。「下妻物語」に続く中島哲也作品という事で世間の期待も大きいが、なかなか面白かった。色彩と音楽のポップな感覚、美しい映像と凝った編集、昭和史を駆け抜けるような時代感覚、やはり貴重なセンスの持ち主。ちょっとしつこい豪華なキャストも見所だが、ま、余計なのも多いかな、劇団ひとりとか山田花子とか。片平なぎさの使い所なんか絶妙。77 (追記:原作を読む id:zom-1:20060717)

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